2024年、一年の御礼と来年の干支「乙巳」にちなんで

今年も多くの患者様に支えられ、無事に年末を迎えることができました。

皆様のご愛顧に心より感謝申し上げます。

来年2025年は乙巳(きのとみ)年。

蛇年にちなみ、新潟が誇る神秘的な神社、白山神社の蛇松明神様についてご紹介させていただきます。

白い蛇との出会い – 蛇松明神様の由来

江戸時代中頃、信濃川の大氾濫により白山神社一帯は大洪水に見舞われました。人々が必死に命をつなぐ中、当時の神主・小林能登守直養は、川中に一筋の光を見つけます。

「これはただごとではない。神のお告げか」

近づいてみると、一匹の白蛇が水に溺れていました。神主はその白蛇を救い上げ、神社境内の老松の梢に置いてやりました。すると驚くべきことに、白蛇は比類なき美しさを持つ姫に姿を変えたのです。

「ご恩は決して忘れません。この神社の守り神となり、末永くこの地の繁栄と、難病苦難から人々を守るために祈ります」

姫の言葉と共に不思議な現象が起こります。老松の幹は蛇のウロコのように変化し、空から差し込む光とともに雲が蛇の脱皮のように裂け始めたのです。そして、止むことを知らなかった雨は不思議と収まり、洪水も引いていったと伝えられています。

霊験あらたかな蛇松様

この奇跡的な出来事以降、この松は「蛇松明神様」「蛇松様」として崇められるようになりました。その霊験あらたかさから、多くの参拝者が訪れるようになったのです。

しかし、松の樹皮に万病を治す力があるという噂が広まると、次第に人々が樹皮を剥ぎ取るようになってしまいました。ある夜、蛇松の精が神主の元を訪れ、その苦痛を訴えたことから、神主は松を保護するため玉垣で囲い、しめ縄を張り巡らせました。

それ以降、人々の願いは一層叶うようになったといいます。昭和35年6月には蛇松明神の神社が建立され、現在に至ります。

現代に受け継がれる御利益

現在は伝説の蛇松のウロコにちなみ、蛇の絵馬に願いを託すことができます。特に資産運用や不動産、宝くじなど、金運に関する願いが多く奉納されています。

神社後方には、ご神木である蛇松が今もなお威容を誇っています。毎月の巳の日、特に1月の初巳の日には、蛇の好物とされる卵を供えて参拝する方々で賑わいます。

慈光寺と高龍神社 – 蛇にまつわる神秘の縁

五泉市南端、霊峰白山の麓に位置する慈光寺には、興味深い伝説が残されています。かつて白山に棲む大蛇の夫婦が引き起こす災いに、傑堂能勝禅師が七日七晩の説法で諭したという話です。

説法を聞いた大蛇は改心し、一方は白山神社で息を引き取り、その通った跡は滝谷川、能代川、小阿賀野川、信濃川となりました。

もう一方は長岡市蓬平の高龍神社の御神体となったと伝えられています。高龍神社も蛇松明神様同様、商売繁盛・出世のご利益で知られており、深い縁を感じずにはいられません。

年末のご挨拶

来年も皆様の健康と幸せのため、精一杯努めて参ります。どうぞ良いお年をお迎えください。

シンボ接骨院鍼灸院
スタッフ一同より

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