朝起きた時だけの腕の痺れ

症例報告

40歳女性

令和6年2月:起床時に左の肩から左手にかけてシビレが出る。起きてしばらくするとシビレが収まる。これが毎朝出るので困り整形外科に受診した。

首のMRIを撮影したところ、頚椎ヘルニアと診断され、毎週リハビリで整形外科に通院していた。

リハビリ先で首の運動療法と頸部に電気療法を半年間続けた結果、毎朝の痺れが週3回くらいになったが痺れが収まる気配がないので、当院を受診した。

当院の証立て

問診をはじめ、触診で、首の関節がとてもしなやかで、首の後ろの筋肉も緊張はあまりなく良好であった。

ただ、鎖骨周囲や首の斜角筋部や肩前方にやや硬さが見られたので、胸郭部の歪み矯正をすることにした。

この矯正で、毎朝の痺れが週3回から10日に1回くらいに落ち着いた。

令和6年9月:当院のLINEメッセージでセルフのリハビリに興味が出て、ストレッチポールを購入して当院の運動指導を受け、自宅で毎日ストレッチポールのリハビリを続けた。

2週間もしないうちに効果が現れて、起床時に左の肩から左手にかけてシビレが全く出なくなった。

このことから、頸肩腕症候群に近い症状であったと思われる。

ただ、当院でも頸肩腕症候群の検査をし陰性だったが、疑いがはれず、ストレッチポールによる頸肩腕症候群リハビリをしていただいていた。

なんとなくの不調や原因がはっきりしない痛み痺れの場合、検査をしても陰性となることがある。

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