腰痛にならない雪かきを新潟市の接骨院院長がしゃべります

目次

とりあえず動画を視聴する

腰が痛くならない雪かきの最適解を考える

今回は少し変わった趣向で、私の雪かきの風景(動画)を見ながらお話をしていこうかなと思っております。

私、職業柄、腰痛専門の整体をしています。

そうなると、患者様から腰痛に関しての相談を 受けることがたくさんあります。 その中でも、季節柄、雪かきによる腰痛にはどのように対策したら良いですかと相談されます。

当院に施術にこられるとわかるのですが、駐車場、綺麗ですよ。自慢とかそうゆうことじゃなく、少しでも、患者様に気持ちよくきていただきたいとか、あとは安全面ですね。転倒すると危ないので、出来るかぎり駐車場は綺麗にしてあります。

だから、患者様によく聞かれるんですよ。除雪機でやっているのですか?とか、業者に除雪頼んでいるんですか?って…。
それで、手作業で雪かきしているよって答えると驚かれるという。冬場はそんなやりときが鉄板になっております。

さて、今回の投稿は題して、 「腰が痛くならない雪かきの最適解」として、お送りしようかなと思っております。

しかしながら、この問題はすごく難しいです。なぜならば、雪かきと言うのはものすごくいろいろあるんですよ。

例えば、気温が低くて、サラサラした粉雪だったりだとか、湿った雪、重い雪、積もった雪の量、あとは地形ですね。降っている地面が土や砂利なのか、アスファルトやコンクリートのような平面なのか。これによっても変わってきます。

あと除雪する面積でも変わってきます。狭いところを雪かきするのか広いところを雪かきするのか。除雪車が家の前を除雪していただいた後に、残った雪の後片付けも大変ですよね。凍りついて硬くなった雪とか、いろいろあるじゃないですか。

当然、除雪機を使わないのであれば、手作業で雪かきをするわけですが、老若男女、身長も違えば、体重も違う。各々筋肉のつき方も違う。それで体をこう使いなさいとか、この姿勢で雪かきをしろだとか言ってもですね、全く意味がないんですよ。重たい雪の場合も、軽い雪の場合は体の負荷も体の使い方も違うじゃないですか。

はっきり言いますと、「こういう体の使い方をすれば腰が痛くなりませんよ」という都合の良いものは残念ながら現実的ではありません。

確かに腰に痛みが出ないように雪かきをすることは可能であるかと言われれば可能だと思います。慎重に気をつけて雪かきをすればですよ。

でも、実際、たくさん雪が積もってしまった時に、いちいち腰痛予防のためとかいって、腰の腹横筋に力を入れてだとか、こういう姿勢で雪除けをしなきゃ、雪かきをしなきゃいけないんだとか、そんなことをいちいち意識しながら雪かきをしてたら、いつまで経っても除雪作業が進みません。 

朝、通勤するのに、ちまちま雪かきしてたら、遅刻してしまいます。ただでさえ雪で道路が渋滞するのに、急いで雪かきしなければならないんですよ。腰痛予防を意識しながらなんて、もう話にならないですね。

現実的では無いんですよ。雪かきスコップこの握り方で握るだとか、ここに力をこう入れるだとか、スノーバンプはこう押せ見たいな、そういうことを言っても、吹雪いている中、気温がすごく下がっているときにそんな悠長なことは言ってられません。

ですから、これは私に聞くよりも、豪雪地域に住んでいる本当に雪と戦ってる人の意見を参考にした方が良いと思います。

雪国十日町で生まれた「最強」の除雪道具

世界有数の豪雪地帯と言われる新潟県十日町市。平均して一冬に累計10メートルあまり雪が降り積もるそうです。そんな雪国十日町で生まれた「最強」の除雪道具があります。

その名も「スノーダンプ」。

それは昭和30年代lころから存在していて、「クマ武スノーダンプ」というステンレス製のスノーダンプが雪国の方は使っているんですよ。ちょっと値段が高いけど買ったら一生ものですね。ステンレスでできているものもあって、雪離れがいいんですよ。

雪国じゃない人はわからないかもしれませんが、雪かきしていると、シャベルとかスコップって雪がくっついてくるんですよ。ステンレスだとそれがくっつかなくていい。鉄でできているものでも、雪がつきにくい塗装がしてあるタイプのものもあります。私が使っているタイプはそれです。ホームセンターで売っています。

あと、乗せた雪を運ぶ時も滑りがいいので簡単に押すことができますし、捨てるのもスッと捨てられます。これを使い慣れてくると、本当に楽。滑りがいいから、雪を積んだまま、方向転換が楽に出来るんですよ。

プラスチック製のいわゆるママさんダンプだと、滑りが悪いので、長時間の雪かきには耐えられないし、疲れるんですよ。あと樹脂だから、寿命が短いですね。

しかも雪切りといって、積もった雪にダンプを刺し込むと、すっと切れるんですよ。プラスチックは硬い雪だと刺さりにくいし、力がいるんですね。

結局、それで体に負荷かがかかりやすくなます。腰に負荷がかかりやすくなります。
雪かき作業のオーバーワーク!腰が痛い!になりやすい。結局、雪かきは道具だと思います。

あと、雪かきのスコップと言ってもいろいろあります。肢の長さも材質、形状によっても体や腰にかかる負担は違います。

それから、スノープッシャーっていうのがあるんですが、平らなアスファルトのような地面で、雪を押しながら雪かきしているタイプもいいです。スコップとしても使えますが、基本的に雪を押しながらラッセルするので、腰に負担はかかりにくくなります。これはスノーダンプと一緒に私も使っています。

ということで、雪かきの腰痛対策は、ご自分の環境に合った除雪道具を準備するってことになります。前半に述べましたが、「こういう体の使い方をすれば腰が痛くなりませんよ。」と言う都合の良いものは残念ながら現実的ではありません。

私の意見は、豪雪地帯の方のように、体に負担のかからないように、ご自身の環境に合わせた文明の力を使えってことになっちゃいます。ですから、思い切って、融雪パイプを設置してもいいし、除雪機を使うこともいいともいます。

腰に負担かかりませんよ、お財布のは負担かかりますけど。

2月半ばに差し掛かかかり雪もそろそろ落ち着いてほしいですが、まだ安心はできません。
皆様、腰に気を付けながら、雪かき作業をしていただければと思います。

もし雪かきで、腰痛になったら遠慮入りませんのでご連絡ください。
当ブログ記事をお読みくださり、ありがとうございました。

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